”安定”の裏にあるものを考えてみよう!

看護師 ナース 安定 価値観 固定概念 色眼鏡 トレードオフ

あなたは、”安定”という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?
言葉の意味でしょうか。それとも自分にとって”安定”とは何かを考えますか?

安定の裏にあるトレードオフについて、今回は考えてみたいと思います。

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”安定”とは何か。

まずは、世間一般的な”安定”という言葉の定義から見ていきましょう。

 

安定とは

デジタル大辞泉によると

 物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。「心の安定を保つ」「物価が安定する」
 平衡状態に微小な変化を与えても、もとの状態とのずれがわずかの範囲にとどまること。「安定のいい花瓶」
 物質が容易に分解・反応・崩壊しないこと。「この元素は安定している」

とのことです。難しい表現もありますね。

もう一度聞きます。
あなたにとって”安定”とは何ですか?

 

世間一般的に言われている・考えられている言葉は、過去の時代の流れや不特定多数の人の見解などを元に考えられています。

”いい”と言われていることは、不特定多数の人がいいと思うことであり、それがいつの間にか”常識”となり、価値観や固定概念にも繋がっているでしょう。

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価値観は人によって異なり、相手に押し付けるものではない。

私、看護師辞めました。

実は私、看護師15年目を目前に現役を辞めました。

とある知人に辞めることを伝えると
「看護師という安定の職に就いているのに、辞めるなんてもったいない」と言われました。

そこで私には疑問が浮かびました。”安定”ってなんだろうって…。

給料がいい?
働き口に困らない?
手に職?

安定って何でしょうね。
私にとって、看護師という仕事は天職です。そして大好きな仕事です。
ですが、”安定”と思ったことはありません。

 

給料がいい?
それは人それぞれ価値観が違うため、時給1,000円でも高いと思う人もいれば、低いと思う人もいるでしょう。

働い口に困らない?
それは看護師に限った話ではありません。業務内容を選ばなければ、多くの方が困らないでしょう。

そして、働きたくても働けない看護師もいます。一体なぜ、安定しているに繋がるのでしょう。

 

そうです。
人それぞれ、”安定”の定義は異なるのです。

看護師の仕事は、安定なのか。

私は、看護師の仕事が安定しているとは思いません。

昼夜問わず仕事をしています。人の生死に関わる仕事です。ちょっとしたミスが命取りに繋がることがあります。自分の心身をすり減らして働いている人もいます。

そうです。
人それぞれ、価値観が異なります。

そして、何かを得ようとすると、何かを諦める・我慢することがあるかもしれません。
看護師をする以上、人の生死は避けることができません。

厳密には人の生死に関わらない領域ももちろんあります。そうすると、それを選択しないといけないのです。

夜勤をしたくないと思うなら、夜勤のないところを探さないといけません。

これが、トレードオフなのではないでしょうか。

*トレードオフ:目的に向けて、一方を立てれば他方がまずくなるといった、二つの仕方・在り方の間の関係

 

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自分の色眼鏡を疑ってみると、成長することができる。

人は自分の物差しで、世の中のあらゆる出来事を判断しています。

ですが、時にその自分の物差しが合っているのかと疑問に持つ視点の広さが、人を成長させてくれると私は思います。

自分の価値観で、自分の先入観で、相手を判断する。それでもいい人はいいと思います。

ですが、十人十色と言うように人はみな違います。争いも苛めも、多様性を理解し合えないから起こるのだと思います。

 

最後にもう一度聞きます。
あなたにとって”安定”とはなんですか?
ここが明確に答えられるようになっておくと、自分らしく生きる一助になると私は考えます。

ABOUT US

専門病院、大学病院、総合病院、個人病院を経て、看護部長の座を断り、パラレルワーカーとなる。 【手と目で護る】 健康な人はより健康に、病気の方は病気を抱えながらでも、その人らしく生きていけるようにサポートをする。これが私の看護師として生きる道。 看護師1年目「あなたはもう無理」と先輩にありもしないことで壮絶な虐められ自信も自己肯定感もなくなる。何度も看護師をやめる選択もしたが、「看護が好き」という想いを胸に奮闘。適応障害も克服し、現在専門病院とクリニックに籍を置きつつ、非医療者への普及活動に主軸を置く。