「集中力が続かない」
「やる気が起きない」
「どうしても眠くなってしまう」
あなたは集中力をコントロールできていますか?
実は集中力は管理することができるのです。
今できていなくても大丈夫です。
集中力が維持できれば今よりもっと効率的で高いパフォーマンスができるようになります。
すぐに取り組めるものばかりを厳選しましたので、どうやって集中力を維持もしくは回復や高めていけるのかを理解し、集中力をコントロールできるようになりましょう。
そもそも集中力ってなに?

集中力とは一つの事柄に注意を集中せせ、物事に取り組むための能力のことです。
司っているのは前頭葉といわれており、前頭葉は思考や創造性を担う脳の最高中枢です。
実はこの前頭葉の中に”ウィルパワー”という集中力を管理する特殊な機能があるのです。
▶集中力を維持する3つのメリット
集中力が大事だと分かっていても、メリットがないと維持したくないですよね。
集中力には3つのメリットがあります。
1、時間が増える。
2、生産性が向上する。
3、習慣化することで継続力が上がる。
一つずつ確認していきましょう。
1、時間が増える。
単純に今までかかっていた作業時間が短くなります。元々1時間かかっていた作業が30分などで終わるようになるなど、空き時間が増えるため結果的に”時間”が増えることになります。
2、生産性が向上しミスが少なくなる。
人為的ミスや無駄な作業をすることが少なくなり、必要なことだけに全エネルギーを集中できるようになります。全集中!ですね🔥
3、習慣化することができ、継続力があがる。
集中力は習慣化することができるため、モチベーションのアップダウンややる気に頼る必要がなくなります。
▶集中力には日内変動があった!
約24時間の周期で変動する生理現象のことを日内変動(サーカディアンリズム)と呼びます。
実は集中力にも日内変動があったのです。
集中力は朝から夜にかけて徐々になくなります。
これには”セロトニン”と”メラトニン”が大きく関係しています。
セロトニンとは三大伝達物質の一つで”幸せホルモン”とも言われています。
メラトニンは”睡眠の質を改善する”脳内物質です。
朝起きてから約2時間はゴールデンタイムと言われており、この時間に資料作成等や読書など頭を使うものをするのがいいとも言われています。
▶集中力に関連するセロトニンは回復させることができる!
集中力には日内変動がありセロトニンとメラトニンが関連しています。
セロトニンを回復させることで集中力も回復することができるのです。
1、リズム運動
→ウォーキングなどリズムに合わせて動くこと
2、咀嚼
→よく噛むこと
3、日光を浴びること
→日光に当たることでビタミンDが補充されます。
ビタミンDは食事から10%、日光から90%取ることでできると言われています。
4、仮眠(別名:パワーナップ)
→理想は20分~30分くらいです。
日常生活の何気ないことが集中力アップには欠かせないのです。これならすぐに取り入れることが出来そうですよね。
目が疲れると脳が疲れると錯覚する。

脳は視覚情報の処理にエネルギーを90%使っていると言われています。
視覚情報は字のごとく目から得る情報です。あなたも今このブログを目からまず認識して脳で理解していますよね。
目が疲れていると脳が疲れていると錯覚するのです。
目を休めることは非常に大切です。
現代人は知らず知らずのうちに、スマートフォンやパソコンなどの様々なデジタルデバイスから、身体への影響が懸念されるブルーライトを浴びています。
ブルーライトカットのメガネにしたり、携帯をナイトモードにするなどのちょっとした工夫で目の疲れを抑えることができるでしょう。
集中力は鍛えられる

今まで集中力の重要性と、集中力にはウィルパワーが関係していると伝えました。
しかしウィルパワーは無限ではありませんので、ウィルパワー自体の管理も必要になります。
ウィルパワーを増やす
ジョージア大学の研究では、20分の軽い運動の後から3~4時間は”認知機能、集中力、考察力”があがり脳の血流が改善されて意欲があがる。と言われています。
また集中力増加だけではなく、ウィルパワーの回復にもなるのです。
脳そのものを強化して疲れにくくし、脳の認知機能の働きや脳の容量を維持、改善する効果が期待されています。
これには”運動”が効果的と言われており、認知機能の改善で頭がよくなるだけでなく、ウィルパワー自体の総量がアップしたり、回復にも繋がるのです。
ウィルパワーを節約する
増やしたり回復することも大切ですが、節約することも非常に大切です。
節約に効果的なのが”判断や決定を減らること”です。
これは「習慣化」とも言えます。
アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズは黒の洋服を毎回きていました。これは”洋服を選ぶ”という選択を減らしていたのです。
選択ではなく習慣化までできるようになると、前頭葉ではなく小脳が代わりに処理をしてくれるようになります。小脳が認識することで無駄な決定が減り、前頭葉の疲労は軽減されます。
結果的に集中力が発揮できる時間が伸びるのです。
集中力のサイクル

精神科医であり作家でもある樺沢紫苑さんによると、人間の集中力には「15・45・90分の法則」があると言われています。
15分:人が最も高い集中力を発揮できる時間
45分:子供が集中を保てる時間
90分:大人が保てる時間
そして集中(覚醒度の強い90分)と非集中(眠気の強い20分)のサイクルが交互に出ます。これ”ウルトラディアンリズム”と言われており、大学などの授業時間は計算されて決められているのです。
なにか作業するときは時間を意識しながら、運動と休息も取り入れて集中力を維持していきましょう。
まとめ:集中力は習慣化でコントロールしてしまおう。

本来やる気というのはモチベーションで左右されるものではありません。
成し遂げたい理由があれば一時のモチベーションでやるやらないは変わらないのです。ですがやりたくてもできない、集中力がでない。これには理由がありました。
集中力を維持させより効果的なパフォーマンスができるように、集中力に管理されるのではなく自分で集中力をコントロールしましょう。