自分らしく生きるとは|心の守り方。

看護 思い 本質 ブログ

私は14年目のどこにでもいる平凡な看護師です。

私が助けられる命は限られています。

苦しんでいる人を助けたい。そして仲間である看護師が疲弊し続けて状況を変えたい。

コロナ渦で医療を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。
看護師として一人の人間として、関わる人がその人らしく生きていけるように想いを届けたいと思いました。

ブログを通して想いを届けながら“こんな看護師もいるんだ”と思ってもらえたら幸いです。

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“自分らしく生きる”と聞かれて明確にこたえられますか?

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“自分らしく”と聞いてハッキリ答えられますか?
明確に答えられない人もいるでしょう。

でも答えられなくてもいいのです。これから考えていけば大丈夫です。

自分らしさは関わる人や環境によって左右されやすいものと言われています。
だから“自分らしさ”が分からない人も多いです。

ですが死ぬまで一番近くにいるのは自分です。

自分のことを自分が一番理解してあげないと可哀そうですよね。
“自分らしさとは何か”と向き合っていくことは大切なことです。

 

▶“自分らしさ”の見つけ方。

・何をしている時が楽しいか
・心から笑えることは何だろう
“自分らしさとは何か”と考えてみてください。

自分を取り巻く環境などは抜きにして自由に考えてみてください。

大人になればなるほど経験と照らし合わせながら物事を判断しがちです。しかしそれでは新しい発見も気づきもありません。

過去は抜きにして心からやりたいこと、楽しいことを考えてみるのです。
向き合う中で「これだ!」というものが見えてくるはずです。

 

自分らしさがないと、相手に求めたところで満たされない。

私は心療内科で働いています。
自分らしさが分からない。私のことをわかってくれない。と訴えてくる人が絶えません。

「他人と過去は変えられない」という言葉があります。
ですが他人と起こった事実は変えられなくても自分のとらえ方次第で他人も過去は変えることはできます。

相手に求めてしまう人に多いのは“自分らしさ”が分からないことです。
「人に悪く言われないように」「もっとよく見られたい」と他人軸の中で判断している人が多いです。

他人軸で生きている人はいつまでも満たされることはありません。


自分を大切にできるのは“あなた自身”です。
まずは自分と向き合っていきましょう。

 

心を痛め、病んでいる人が多すぎます。

ココロ 心 病む 人 多い・コロナ渦で仕事失った
・感染するリスクが怖い
・ネガティブな情報で心がキツイ
など精神的辛さを抱える方が増えています。

自分や周りの人でも当てはまることはありませんか?
ですがメンタルが不安定になることに対して悲観的にならないでください。

それだけ心が繊細であるというだけのことです。

 

▶心を病んでしまうことはいけないことなのか?

結論から伝えるといけないことではありません。
風邪をひくのと同じで心を病むことはあります。

・眠れない
・笑顔になれない
辛くなった時は休めばいいのです。

あなたは自分の心の声を聞いていますか?

自分の心のSOSに気づけるのは自分しかいません。今心がどういう状態なのか把握すること、何をすれば元気になり、何をすれば落ち込んでしまうのか理解しておくことが大切です。

 

心の声を無視して適応障害になりました。

私は新人時代にイジメられ人の顔色を窺っていい子を演じるようになりました。認めてもらいたかったのかもしれません。

認めてもらえるかどうかでモチベーションが左右される、そんな毎日でした。認められない時には「なぜ頑張っているのに理解してもらえないのか」と思うこともありました。

他人の評価の中で生きていたのです。

適応障害は突然来ました。
診断された時は涙が出て心が崩壊していく感覚がありました。どうしたらいいんだろう…。

そしてまた自分を追い詰めていきました。

 

▶自分さえ認めてあげればいい。

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「一生懸命頑張っている自分がいるのに、自分を認めてあげないで誰が認めてくれるの?認めてもらいたいなら、まずは自分が自分を認めないとだよ。」主治医の言葉が変わるきっかけになりました。

しかし人間は変化を嫌う生き物です。人は簡単には変われないのです。
自分自身が本気で変わりたいと思わないと変われない、でも変われない。

自問自答を繰り返し10年以上かけて“自分を自分が認めること”を理解することができるようになりました。

そして同じような思いをしている人に自分と似た思いをして欲しくない、そう思うようになりました。

自分らしく生きることで、幸せをたくさん見つけることができる。

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“自分らしく”生きることは好き勝手していいわけではありません。守る必要のあるルールはあります。

ですが自分らしくいることで、自分の感情を感じ取ることができます。プラスのことが多ければ幸せに気づけて人に優しくもなれます。

ささいな幸せを積み重ねていくことで心が満たされていきます。

 

▶とらえ方を変えるだけで、過去も未来も変えることができる。

自分のとらえ方を変えるだけで他人と起きた出来事の解釈を変えることができます。

今の自分にとって必要なことであったと感じることができるかもしれません。

自分らしさが分かったとき、自分らしく人生を歩むことができます。何をしていると嬉しくて、何をしていると悲しいのか。気づくことができたら今より少しだけ心を守ることができるでしょう。

一人でも多くの人が自分らしさに気づき、もっと自分らしく生きていけることを願っています。

ABOUT US

専門病院、大学病院、総合病院、個人病院を経て、看護部長の座を断り、パラレルワーカーとなる。 【手と目で護る】 健康な人はより健康に、病気の方は病気を抱えながらでも、その人らしく生きていけるようにサポートをする。これが私の看護師として生きる道。 看護師1年目「あなたはもう無理」と先輩にありもしないことで壮絶な虐められ自信も自己肯定感もなくなる。何度も看護師をやめる選択もしたが、「看護が好き」という想いを胸に奮闘。適応障害も克服し、現在専門病院とクリニックに籍を置きつつ、非医療者への普及活動に主軸を置く。